NPO法人映画甲子園主催 高校生のための eiga worldcup2016

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足立紳 (脚本家)
皆さん、とてもうまいけれど、「これを描きたかったんだ!」「これ面白いだろ!」「泣けるだろ!」「笑えるだろ!」というような、ぶつかってくるようなパッションを感じる作品が少なかったように思う。
必死で人に何かを伝えようとい必死さのようなものをもう少し見たかった。
稲垣尚夫 (美術監督)
機材等が良くなって、誰でも綺麗な絵が撮れてしまう時代。高校生らしい未完成な映像がほとんど見受けられなくなってしまった。
今の段階であまり高度なテクニックを折ってしまうことが怖い。内容を充実させてほしい
奥田誠治 (日テレラボ・ゼネラルプロデューサー)
大変面白い作品が多く見受けられました。
現代を切り取っている作品もあれば近未来にチャレンジしている作品もあり大変な意欲を感じました。
桑原まこ (作曲家、ピアニスト)
シーンに合った曲の選び方はみなさん良く出来ていたと思います。ですが、それだけでは映画としては成り立ちません。例えば曲の入りを1秒早めるだけで映像とぴったり合って印象的なシーンになる。曲のテンポを少し遅くするだけで台詞が聞きやすくなる。曲を1秒伸ばすだけで見ている人がよりわかりやすくなる。そのような、ほんの小さいことを突き詰められることが、映画音楽を作るときの醍醐味でもあります。この作業は、ドラマやアニメでは出来ないことです。曲を納品して終わりで、あとは編集で処理されてしまうからです。なので、音楽も演出や演技の一部だと思って1秒や1音にこだわるという、感覚との戦いをみなさんにもっとしてほしかったです。
ただ、それは既成の曲では限度がありますね。なので既成曲で作っていた学校は、今後作曲家を立ててオリジナルに挑戦してみてほしいです。
ただピアノだけの曲でも、映像を見ながら弾いたもの、何も見ないでクリックで弾いたものでは、質感は違うものになります。どちらがいいというわけではなく、このシーンには何の為に音楽が必要なのかをよく考えることが大事だと思います。
曲の入りや切り際についても、誰の心情に音をつけているのか、あるいは背景としてなのか、などを考えていけば自ずとわかってくると思います。
ただこれは音楽家だけではできないことなので、監督とコミュニケーションをとっていくことが大事になりますし、監督が音楽家の話を親身に聞いてくれると安心します。お互いに信頼し合って、作っていってほしいです。
ただ寂しいからなんとなく音楽をつける、のではなく、音楽が映像と化学反応を起こして忘れられないシーンになっている作品を作っていって下さい。意外な曲がシーンに合うこともたくさんあります。でも簡単には見つからないので、何度も試してみることしか方法はありません。
閃きを怖がらずに挑戦して下さい。

参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした。
永田琴 (映画監督)
お芝居のレベルが物語の理解を大きく左右すると思いました。なかなか難しいとは思うものの、映画のもっとも重要な部分でもあります。お芝居のレベルがもう少しアップするとおもしろくなると思う。それに関して監督が妥協してはならないです。

少し元気のない作品が多かった。高校生なのだからもっと元気があっていいと思った。

技術的には黒みの使い方がめだった。シーンを繋げる勇気がないのか、ただ入れたいのか、謎だった。登場人物が初登場するときに意識を。

だれが主人公なのかわからない作品がおおい。
なんとなくはじめない。時にはシーンがかわったのに同じ人物かどうか判別できない場合すらある。映像で表現する難しさ、技術の必要をあらためて感じた。
中野裕太 (俳優)
すごくレベルが高くてびっくりしました。
それぞれ個性的で、改めて映画って色々で面白いなと思いました。
もう一歩あらゆる部分に踏み込んで徹底的に作る学生がもっと増えたら、日本の映画界は明るいなって気がします。脚本も演出も芝居も、むしろ映画に限らず、徹底的にやる経験は絶対に糧になります。徹底的に。若いうちからできるとすごいです。
全体的に、音のクオリティがあまりに低いのが気になります。
でも現状それは学生の力ではある程度しょうがない。録音部は映画に不可欠でものすごく重要な要素の一つです。画を撮ること、編集することに関しては最近だと携帯でもものすごくクオリティが高く撮れるし、編集もソフトウェアがそれなりに手に入りやすくなっていますが、自主制作で一番ちゃんとやろうとするとお金と技術が必要で大変です。バンドやろうとしたらドラム探すのが大変だけどドラムいないときついのと一緒で。そこを、もう少し大人が、機材、技術などカバーしてあげられるといいなと思います。そもそもそこに興味をもつきっかけ作りとか。

めちゃくちゃ楽しんで、審査やらせていただきました。学生のみなさん、本当にありがとうございました。
菱川勢一 (映像作家/写真家/武蔵野美術大学教授)
どの作品も「映画」をよく研究して、撮影技法などが丁寧でした。いくつかの作品は音声(音楽を含め)の収録やミックスに残念な点があって惜しいなあと感じました。
ある巨匠監督は「映画は音が6、映像が7!」というくらい音の効果が大きいはず。
しっかりと音も研究してさらなるクォリティ向上を目指してください。

いやあしかし高校生のレベルを少しナメてました。
みんなグッジョブ!ナメててすみません!僕も頑張ります!
相良智弘 (映画ライター)
高校生らしい大胆な発想の作品が意外と少ない印象です。
あと王道の物語を作る場合は、一ひねりほしいです(大人の作品にも言えることですが)
高杉麻子 (映像作家)
 全体的に技術的な面で本当に向上していると思います。これはSD画質だろう…と思わせるようなとんでもない作品は減った印象があります。とはいえ、技術的な面が向上して何となくでも撮れるようになって、何となくでもぽい編集をできるようになってしまったためか、脚本がおざなりになっている作品が多いなと思いました。感覚に訴えるような圧倒的な映像美のある作品を作りたい人は別ですが、ドラマを撮りたいと思っている人はお客さんにわかるように作ることが大前提です。内輪で笑えても、お客さんには笑えません。大人数の人が出てきた時に自分ではわかっていても、お客さんには映像として差異をみせなければわかってくれません。自分たちが思う以上にお客さんは受身なので、もっと言葉だけではなく、映像として情報を伝えることを意識できたら良いのかなと思います。

 それと皆さんもっと映画を観てください。人の映画を観てしまうとアイデアが似てしまったりして嫌だから観ないという学生さんがたまにいらっしゃいますが、それは大間違いです!料理人は他のお店の料理を食べずに自分の料理が一番美味しいと言えますか?論文を書く時に他の人の論文を真似しちゃうからという理由で読まずに書きますか?自分の中の引き出しが増えないと、いざというときに対処できません。それに、大人と戦わなければいけないときに知識がないと太刀打ちできないことがあります。自分の自信にもなります。そういう意味でも自分のために、映画をたくさん観てください。勉強としての映画が辛くなってしまうこともあるかと思いますが、見続けていくとそのうちにオンオフスイッチが入れられるようになります!笑

 最後に、これからも映画を撮っていこうと思っている人はぜひ、一緒に作れる仲間を見つけてください。高校というコミュニティの中では見つからなかったとしても、映画コンクールを通して仲間を作ってもいいですし、大学や専門学校へ行って見つけてもいいと思います。一人でやっていると必ずどこかで心が折れそうになることがあるので、続けていくためにもぜひ見つけて一緒に作ってみてください。

 本当に皆さんの作品は面白くって、かわいらしくて、ハラハラしました。映画を作るのは楽しい!ということを忘れずにどんどん作っていってください。
西村昌巳 (NPO法人映画甲子園理事)
今年は、女性監督の秀作が多かったのが特徴です。

その中でも仲がいいはずの親友が実は悪意や狂気を隠し持っていたという作品が多かったように思います(「狐狗狸」旭川東栄高校、「Think You」富士高校、「NOTE」埼玉芸術総合高校、「アドレッセンス」国府台女子学院、「輪廻の鎖-AiHana-」共立女子高校、「夢への翼」明桜高校など)。

一方で男子の作品では、自分の生き方は自分で決めたいという意志を映画化した作品が目立ちました(「明日の僕へ」仙台第一高校、「プロットツイスト」戸山高校、「だから、俺は。」山村学園、「Questions Quest」関西学院高等部など)。

また、映画を撮るということを主題とした物語(「fanfare」海城高校、「カメラを持って。」鎌倉学園、「映画部」早稲田学院本庄等)もいくつかありましたが、それらの映画も同じ文脈としてとらえてもいいのかもしれないと思いました。

いずれにしても、現在、この世に普通に生きている自分に対する違和感のようなものを映像にしたいという欲求が感じられます。
女の子はその矛先が友達に向かい(それはとても怖いことですが)、男の子は、自分自身の悩みになっているのかもしれません。

勿論、その中で「チェレンジ」坂戸高校、「青ざむらい」藤沢清流高校、「校内憲兵隊」大磯高校等、とてもユニークは作品もあって、とても全体として、楽しく拝見しました。

さらに、脚本が確実に向上しており、「夢境渦紋」仙台第二高校、「雨やさめの夜」修猷館高校、「君と嘘、探偵と音色」旭丘高校、「SNS」大磯高校といったミステリー作品や、「The Other Side」昭和高校、「colver」名古屋大学附属高校、「Questions Quest」関西学院高等部といった現代社会の動きを反映したSF作品が見られました。

ただ、そういった作品の中には、脚本の良さに映像がついていけてないものもあり、今後、なお一層、映像表現技術という点で改善の余地があるように思われました。
森岡道夫 (映画プロデューサー)
私が第一次の審査をお引き受けしてから3年になりますが、高校生の作品が年々進化していくように思えます。

毎年応募してこられる常連校の作品群を観てそう感じましたが、初参加の学校も含めた全体を見渡しても、「映画研究部」に籍をおいている人たちは、映画やテレビドラマを観て勉強するなど、自覚を持って弛まぬ努力を重ねているであろうことが伺われました。
今年は長尺の作品が数本ありましたが、そのどれもが水準以上の出来栄えで高く評価出来るものでした。

また、公共機関や地元の会社、団体の協力を得て製作された作品もありましたが、「映画甲子園」の地道な活動が一般社会に浸透してきたことは嬉しい限りです。
会田和子(認定特定非営利活動法人地域産業おこしの会・理事長)
@全体として、映像技術・技法のレベルは前年度よりずいぶん向上している。問題は中身。地域やふるさとというテーマにどのようにアプローチするか。内容構成案の検討や具体的な脚本作成において熟考して作品づくりに取り組んでいるかというと、突出した作品は少ない。テーマの認識や構成の不足を映像技法が補い、全体的仕上りのよい作品にしているケースが目立つ。日ごろの指導者の熱心な指導、研究会や愛好会活動の充実ぶりが伺えた。

A地域やふるさとというテーマは、高校生にとって、「自然」「観光スポット」「田舎VS都市」といったとらえ方(発想、着想)が身近なようで、多くの作品のベースになっていた。しかも、具体的なアプローチの方法として、高校生(自分)の意識変化を訴求するものが目立った。「つまらないとみえた地域が実は素晴らしい・・・」「何もないと思ったふるさとが実は・・・」といったように、考えや思い、心の変化をみせる手法で、これも類似している。したがって、素材選択、撮影の構図、場面展開を含めて、似通った作品になる傾向が顕著であった。その中で、制作意図が明確で、伝えたいメッセージがわかりやすく伝えられた、全体としてまとまりのある作品が半歩秀でていたという結果となった。

B地域やふるさとというテーマはドキュメンタリー作品のほうが象徴的につくりやすいという利点がある。地域にはよき素材が多く、素材の良さに支えられているため、構成や撮影技法の工夫次第で、仕上がりの良い作品づくりが可能である。素材がよく、外部の協力者が得られれば、見る人にとって実に見ごたえのある作品をつくることができる。今回のドキュメンタリー作品には、映像的にも出来栄えの良い作品が多くみられた。

Cファンタジー、シリアス、青春恋愛、のジャンルでは、既存の枠組みの捕らわれないで、かつ高校生らしい視点で作品づくりをしてみようという意欲的な作品が散見された。たとえ、今回、映像作品としての仕上がり感が低く選に漏れたとしても、今後も継続して精進してほしい。粘り強く追及していくことによって、独自性の高い作品が生み出される可能性が高く、大いに期待したい。

D映像(撮影・構図)や処理技術を優先させるため、「作る」ことが目的になってしまう傾向が顕著である。作る(=動画撮影技術)が優先され、何を伝えたいから、何をどんなふうに撮る、という中身の議論が不足してしまう。問題意識や伝えたいメッセージが漠然としてしまうと、選択するテーマも素材も「ありきたり」で似通ったものになってしまう。メンバーとどのくらい議論しているのか、どのくらい意見交換を重ねたのか。そして、人との関わりを描くのが下手な作品が多い。普段から人の動作や態度を観察し、多様な人の意見を聞く習慣があれば、例えば、登場人物の会話にもっと関心をもち、シナリオにこだわるようになると思う。限られた制作期間。
制作コストの中で、どのくらい熟考し、粘ってやったか。一見ムダと思うような撮影や作業を繰り返したか。捨てた映像の量はどのくらいあるか。ひと・まちを観察しているか。映画研究会の活動が、@思考、A観察(地域暮らし・人)、B技術(コンテを書く・撮る)、Cミニプレゼン・交流、を拡充させていくことによって、さらに洗練された作品づくりが可能になるのではないか。未来の映像制作を支える若者は誰か?ワールドカップの継続開催が才能を開花させる、あるいは才能を磨くよき機会になっていくことを期待したい。

池辺圭佑 (イッツ・コミュニケーションズ株式会社メディア事業部 社員)
大別して、故郷に対する作り手の想いを物語にした作品、地域の伝統を伝えていく作品、故郷についての考えを自由に表現した作品、という形で分類できるように思いました。

作り手それぞれが思う”ふるさと”はそれぞれ違うのは当たり前ですが、どこか通じているものがあることも感じられたのは良かったです。多くの作品に共通していることとして、故郷というものを正直に見つめ直し、高校生という目線で自分たちが思うことを作品に込めていることをひしひしと感じました。

私は比較的都会にしか住んだことがありませんので、関東以外の作品では故郷の良さを自慢されているようで羨ましかったです。

また応募者によってクオリティに差があったのは否めません。技術的な面は環境に順ずるとしても、アイディアや物語性というものは等しく勝負できるのではないかとも思います。
ある程度の時間をかけて考えられたもの、そうでないもの、その差は確実に作品に表れていると思いました。ただしアイディアがあっても形にはできない人たちが世の中にはたくさんいることも事実です。

応募者の皆さんは既にそれをクリアしているので、その点は自信を持ってよいと思います。

色んな人に見てもらい、良い意見も厳しい意見もあるかと思いますが、今後も作品を作り続けることに期待したいです。
伊藤秀男 (伊那ケーブルテレビジョン梶E放送部 放送部長)
全体的に故郷を題材にした作品が多く、そのほとんどが都会と田舎の対比だった。
ふるさととは、思いでなのか、家族なのかを問いかけながら、それぞれの結論を導いていたが、その中でもかいじゅうのすみつくこの街でという作品と、雲を恋うという作品が両極に位置していた。
作品として両者とも力作で、高校生が故郷とは何かを強烈に投げかけていた。
そのほか、パロディータッチで地域をアピールするものや夫婦の日常から地域をあぶり出すようなものもあり、非常に楽しめた。去年より確実に実力、レベルが向上していると感じた。

全体を通していえるのが、音(会話等)の処理がいま一つだということ。映像とともにこだわって欲しい。あと、シナリオも、あと一つひねりが欲しいと思わせる作品が多かった。この2点が、今後の課題だと感じた。
大野陽一郎 (長崎ケーブルメディア放送部長)
都会に比べると自然や人間関係など田舎には沢山良いところがある、というテーマの作品が多かった。
しかし、それをあまりストレートに表現すると伝わらない。それをどう伝えるか、映像やセリフ、 演出のよし悪しで伝わる作品と、もう一つ伝わらない作品があった。やはり、制作しようという意欲と野心を感じる作品には、例えそれが、やや失敗していても好感を持つことができた。

どの作品も魅力があり、楽しい審査だった。
谷原加奈 (株式会社いわきテレワークセンター・事業企画エキスパート)
今回も様々な趣向が凝らされた作品で、発想力に魅せられた作品が多かったように感じる。人物だけに頼らず、サーモグラフィーを用いた作品や、あらゆる年代の人物が登場する作品、地元からの視点だけではな外から(東京から帰省した人物から)見た故郷、引越しで地元を去る人物を通して振り返る故郷、時代の変化をモノクロやセピア色の画像にすることで表現するなど細やかな工夫が感じられた。
撮影時の画角や用いるBGMなどの編集技術も上がってきているように感じた。
中田晃弘 (一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟 コンテンツ部 グループ長)
初めて審査させてもらったが、自分自身がわかりやすく見せる、伝える番組づくりに努めてきただけに、芸術的というか、制作者なりの表現の世界には理解しにくいところがあった。
それでもしっかり構成されたものやメッセージの伝わってくる表現力の高い作品は存在しており、特に「かいじゅうの棲みつくこの街で。」と「雲を恋う」には最高点を付けた。

この2本の構成は対局を成すところであるが、前者は都会がふるさとであることを逆手に大胆に都会を表現し、後者は田舎の良さを田舎で表現したものであるが、いずれも見事にふるさとを実感させてくれた。
技術的にはどの作品も一定の水準以上はあるものの、音づくりで大きな差が出ている。映像に加えて音のレベルも達しなければ、見る側にストレスを与えて見てもらえなくなる。技術向上には音づくりへの配慮を求めたい。また、構成ではもうひと捻りほしいと思うものが多かった。短尺ながらも何か起こるかと視聴者は期待して見るものである。
西村 (NPO法人映画甲子園理事)
今回、eiga worldcup2016では、「あなたが住んでいる故郷、あるいは、あなたの心の中に存在する故郷をテーマにして作品を作ってください。 」というテーマで作品をつくってもらいました。
昨年、一昨年と3回目の地域部門ですが、各校の皆さん、本当によく考えて作っていただいたと感謝しております。全作品を見せていただき、私もいろいろな事に気づかせていただきました。

おそらく高校生の皆さんにとって、「ふるさと」というものは過去をどうとらえるのか?ということであり、それはこれからの将来をどのように生きていくのかというテーマに比べると一見地味にも感じられたことでしょう。

作品の中には「ふるさと」に対して、ある種、嫌悪感を感じさせるようなものもありましたが、それはそれで正直な感覚なのだと思います。いずれにしても、高校生という時期に一旦立ち止まって、「ふるさと」というものを考えたという記憶はおそらく、一生、心の中に残り続けるものだと信じております。
三浦明之 ((株)秋田ケーブルテレビ・メディアクリエイト部メディアクリエイト課 担当課長)
今年は全体的にレベルが上がったように感じられた。ただ、役者の顔をわざと見せない作品が多かった印象で、表情が見えないと伝わるものも伝わらないと思う。
音のレベルの統一は昨年よりだいぶ向上されたと思う。
三浦拓馬 (認定特定非営利活動法人地域産業おこしの会・事務局長代行)
全編に共通するのは、地域のテーマを選定する時に故郷というテーマが第一感として出てくること。

それを社会性の視点から描くのか、個人の心象風景として描くのかの違いはあるが、全体的に結論が平板なのは残念だった。
技術的には、イントロの多様で、本編タイトルの表現が薄いこと。(タイトルのない映像まである)。
また、映像の視認性、カメラワークは基礎ができていないので、映像表現の技術力の向上を望むところ。また、映像を作るという衝動、衝撃、わき上がる情熱が感じられない。どんな小品でも映像作品であるからには起承転結、強いテーマ性が欲しい。
映像技術のディテールにも、もっともっとこだわってほしい。

地域性の学習、下調べも足りない。
あるテーマが思い浮かんだら、関連する情報をたどっていく努力は必要だろう。スマホ時代を象徴する映像が多々見られたが、スマホはかつての電話ボックスにあった感動の場面として成立しにくいツールなのだろう。
DJ AMIGA
今年から始まったダンスミュージック部門ですが、楽しく拝見させて頂きました。
内容としては、学校を舞台に、走る、何かに追われる、といったテーマが多かった印象があります。
作家として、監督として、もっと外の世界に目を向けてみても良いのではないかと思いました。色々な作品を見たり、日々のニュースを読んだりする中で、たくさんのヒントを見つけることができると思います。
今回私が高い評価をさせて頂いた作品は、高校生ならではの視点から世の中を撮った作品でした。
"自分らしさ"が、世界に羽ばたいて行くときの"オリジナリティ"になると思います。
皆さんの将来に期待しています!
※自由部門第二次審査員のコメントは、自由部門入選作品を審査してのコメントになります。
※各作品毎のコメントは個別にメールにて送らせていただいております。万が一届いていない場合は、お問い合わせフォームからご確認をお願いします。
※本ページに対する御依頼、審査員に対する御質問はお問い合わせフォームからお願いします。
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