「君が君で君だ」全国高校生予告編コンテスト審査会報告

「高校生のためのeiga worldcup2018」審査員、アドバイザー決定! 応募〆切日は9月20日から10月1日(月)に延長!

「高校生のためのeiga worldcup2018」審査員、アドバイザー決定! 応募〆切日は9月20日から10月1日(月)に延長!

共催:東京工芸大学 最終結果発表&表彰式:2018年11月23日(祝・金)東京工芸大学 中野キャンパス

今年も、沢山のご応募をお待ちしております。

11月23日(祝・金)は、東京工芸大学・中野キャンパスでお会いしましょう!

フランス高校映画祭(2018年11月10日:パリ・ポンピドーセンター)にて昨年度の最優秀作品が招待上映決定!

全米学生映画祭(2018年10月6日:ニューヨーク・タイムズスクエア・AMCシアター)にて昨年度の最優秀作品が上映決定!

君が君で君だ」(7月7日公開)全国高校生予告編コンテスト審査会報告と全体講評




左から松居大悟監督、渡辺尊俊宣伝プロデューサー、阿部広太郎プロデューサー

去る6月25日に都内某所にて、松居大悟監督、阿部広太郎プロデューサー、渡辺尊俊宣伝プロデューサーの3名に私(NPO法人映画甲子園事務局・西村)を加えた4名で「君が君で君だ」全国高校生予告編コンテストの審査会が行われました。

審査のポイントは、予告編として本編が観たくなるような作品であるかどうか、誰か(何か)への愛のためにちゃんと何かになりきっているか、そしてもう一つが分かり易く出来ているか、という以上3点でした。

また、本コンテストで地区グランプリに選抜されれば、一般の映画館で「君が君で君だ」の本編上映直前に、他の映画の予告編と同様に上映されます。おそらく、映画館に来ているお客さんの多くは、この全国高校生予告編コンテストの予備知識の無い方が多く座っていると想像されます。そういったお客さんの前で上映される作品としてのふさわしさという点も最終的に審査に加味されました。

審査会ではそれぞれの審査員の価値観がぶつかり、白熱した議論となりましたが、最終的には、「全国高校生予告編コンテスト審査結果」に掲載した通りの結果に落ち着きました。
また、その場にて、松居監督がどうしても捨てがたい作品があるということで、審査員特別賞を設けることとし、最終的には松居大悟特別賞と阿部広太郎特別賞の二賞を新設いたしました。

尚、グランプリ作品の上映館は7月1日に発表いたします。
また、総合グランプリの作品だけは7月7日の映画「君が君で君だ」公開直前の発表を考えております。皆様楽しみにお待ちください。
以下、各審査員(敬称略)による全体講評です。

◎松居大悟(映画監督)  プロフィール

今回、高校生の皆さんに予告編を作ってもらい、応募作品を全部みさせてもらって、まず、思ったことは、一つとしてテーマがかぶっている作品がないということでした。
つまり、それぞれの作品は、どの作品も皆さんの個性が出ているのだということを感じました。
ただ、作品には大きく分けて、二つのタイプがあって、一つが、一分半の中でストーリーが完結しているオリジナリティ溢れるタイプ、そしてもう一つが予告編というフォーマットに沿ってつくられていて、その作品を観ると、本編が観たくなるような、つまり、大作をイメージできるようなタイプの作品、この二つがあったように思いました。
後者を評価する審査のため、オリジナリティのある作品は印象が弱いように思ったのですが、ただ、その中で、逆に、オリジナリティが溢れすぎているという点で、僕が評価したのが「俺の中の…」(埼玉県立小川高等学校放送部)でした。それで特別賞に選定しました。
受賞した二つももちろんそうですが、技術や方法論ではなくて、これがやりたいんだ、という強い思いを持った作品に、鳥肌が立ちます。
いずれにしても、全体としてはとても良い作品が多くて、素晴らしかったです。



◎阿部広太郎(プロデューサー)  プロフィール

「人を好きになるとは?」「人を愛するとは?」10代の皆さんが、この壮大なテーマに挑み、あらゆる角度から考え、表現してくださったことが嬉しかったです。
「愛する」や「なりきる」ということをテーマに高くジャンプし、そして「本編を観たくなる予告編」として見事に着地できているか。この2点を意識しながら拝見しました。
受賞した2校の作品の他に、僕が推したのは「願い」(東京都立工芸高等学校)です。彼女(君)の本当の気持ちに思いを馳せる彼。表現に向かう筋の良さを感じつつ、彼があれこれと妄想を膨らませた挙げ句、彼女の想像もつかない「なりきり」を見せていたら、より映像としての威力が増したと思います。あとはセリフ。松居大悟監督に出会ってから、「言わないけど言うためにどうすればいいか」を僕は考え続けています。もっといけますよ。これからも期待してます。みなさん、ありがとうございました!



◎渡辺尊俊(宣伝プロデューサー)  プロフィール

1分30秒という限られた時間。初見の人にもスーッと入っていくような、いかに、キャラクタ、ストーリーがわかりやすくキャッチーに描かれているか、さらに、そこにオリジナリティエッセンス(他にはない何か)が明確にあるかというところが評価ポイントだったように思います。地区グランプリを受賞した作品は2作品とも、分かりやすい設定、さらにオリジナリティがあり、そのドラマを想像させる奥行きもあって良かったと思います。特に「君の心に依り添いたい」(千葉県立柏中央高等学校放送部)が描く「愛」は、異性への「愛」に加えて「兄妹愛」にまで広がっているところが素晴らしいと思いました。



◎山田英久(NPO法人映画甲子園常務理事)

なりきるというテーマが意外とと良い俳優を生み出すという現れ、俳優とは結局、ある世界のなかでなりきる、生きる存在でしかない。素晴らしい俳優が誕生したので、これで、どんどん、映画を量産していって欲しい。映画とは、俳優ですね。



◎西村昌巳(NPO法人映画甲子園事務局)

1分半という制約の中で、自分のなりきり映画の予告編を作るという難易度の高いテーマに取り組み、作品を提出していただいた皆様にまず、感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
さて、今回の大会の作品に特徴的だったのが、いわゆる常連校の作品の中に、昨年のeiga worldcupに提出していただいた作品と通底する作風(個性)が見られた事。おそらく、3年生の諸君が受験勉強の合間に一生懸命作ったのだろうなぁと感じさせる作品が多くて、皆様の「映画愛」に改めて感動した次第です。
そして、新しく参加していただいた学校の作品にも可能性を感じさせるものが多く見られたことも嬉しかったことの一つです。これからも、自分が持っている愛にとことんこだわりを持った作品をつくって行って欲しいと思いました。
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