アリス・リーヴェルの幸せ(予告編)/ 共立女子高等学校 映画部
アリス・リーヴェルの幸せ(予告編)
主人公役の子が美大志望だったことからこの映画のインスピレーションを受けました。今思えば構成の段階から誰に向けて作るのかという意識を持つべきでした。だからこの映画にほとんど内容はありません。誰もが私小説的な作品でデビューしていきますが、この作品もその類の凡例の一つです。唯一こだわったことは、画面の中の視覚的な美しさ、カメラワークです。映画をどこで止めても綺麗に見えるように、企画時からカメラワークには明確なビジョンがありました。最後に、この作品を思いついて作り終わるまで作品に対して私にあったものは愛のみです。撮影時は真摯に向き合っていました。間違いありません。